Design Simple Life | シンプルライフを目指すSEのブログ

奨学金、長距離通勤、面倒な人間関係から開放され、妻とつつがないシンプルライフを実現するために、必要な情報を書き・共有していくブログです。

自分が自然に、ワクワクする書き方で。ブログを続ける為に必要な事をつらつら考えた顛末

ブログを書くという事は、自分自身をインターネット上に売り込んでいくという行為だと錯覚することがある。

自分の考えを発信することで、読者からの共感を得たり、望むことを手助けしてもらうきっかけになったりするのを、よくイケダハヤトさんとか、プロブロガーのブログを読んでて感じたりする。

今の自分は、自分の中だけに考えを溜め込んでいる。そして、Evernoteに考えを書きなぐる(愚痴、不満、アイデアなど)ことを続けている。

自分自身との対話を外部に公開したところで何の役に立つんだという考えがよぎり、結局ブログ執筆をやめてしまうことがよくある。

自分自身との対話なので、読者が記事を読むにあたっての前提や背景が抜け落ちた状態で書くことになるため、結局他者が読むための文章にするのに手間がかかるし、役に立たないだろうと早合点してしまうことが原因だと思う。

「あ、これいいな」と思うブログには、根拠となる文献やリンクが示してあり、かつ引用も豊富で、読みやすいという性質がある。

そんなブログを書きたいと思うが、面倒臭さが勝ってしまう。自分との対話にはそもそも必要が無いので、自分のみ理解できればいいやと結論付けてしまうのだ。

そういえば、アンネの日記の形式は面白い。アンネ・フランクは日記自体を擬人化し、日記に対して語りかけるように日々起きた出来事を書いている。たかが擬人化している日記とはいえ、理解してもらうように書いてあげなければならないので、登場人物の紹介だったり、起きた出来事の顛末を整理して書いていたりする。

寺田寅彦の随筆も面白い。日常で起こる些細な出来事を、科学的な視点で考察をかける短編随筆をよく読んでいた。「ああ、そんな見方もできるのか」と感心しながら読んだことを覚えている。

単なるハウツー本にはない、文章に散りばめられた知識に知的好奇心をくすぐられるのが楽しかった。

今は読書といっても、ジャンルが限られている。最近は次に住む家をどうするかという思考で頭をいっぱいにすることが多いので、家の建て方とか、ローカルビジネスの本をよく読む。安い土地を買い、トレーラーハウスに住めばローンに苦しまなくて済むんじゃないかとか、奥さんにどう説得しようかとか、色々考えている。

その一方で、日常のニュースや関係のない雑学めいた知識の収集がおろそかになっていると感じる。大学院の時は、TEDやらRSS購読やら、雑誌立ち読みやら、楽しめるインプットを続けていたと思うのだが、今は日中仕事のことで頭がいっぱいになり、他人と会話もほぼしないので、インプットが偏っているし、アウトプットもほぼゼロの状態で日々を過ごしている。

話が大分脱線したけれども、ブログで考えを書いていくには、それがウケるかウケないかに関わらず、自分が自然体に書ける形で書いていくのが良い気がしている。自然体に書くことで、自分が考えている事、感じている事を客観的に見る事が出来るし、目指すべき目標もはっきりしてくるのではないかと思う。

キャリアに役立つ、役立たないは関係無く、もっと肩肘張らずに、思考や気持ちを整理するツールとして、ブログを位置づけてもいいのではないかと思う。

確かに、ブログへのトラフィックを考えると、戦略的にジャンルを絞って、アクセス流入の多そうなタイトルを付けて、たくさん読まれそうな文章を書いてと、創意工夫を凝らす事は出来る。

しかし、自分はそのステージにすら立っていない。「書く」事から始めないといけない。

千里の道も一歩から。テクニックに走るのは後からでいい。まずは下地を作ること。ブログを自分にとって役立つツールに育てることから始める。

語調がである調やですます調とバラバラしていてご迷惑おかけしてますが、試行錯誤中ということでご容赦を。

自分がもっともしっくりくる書き方で、自分がもっともワクワクする楽しい書き方で、ブログを書いてみようと思う。