読書感想文:冒険投資家ジム・ロジャーズ世界大発見
昨日ブログに書いてみたので、読書感想文をば書いてみようかなと。
この本は、
- 37歳にして一生遊んで暮らせるだけのお金を投資で得た投資家が
- オーダーメイドのメルセデス・ベンツで
- 世界一周する
- ノンフィクション
です。
まず普通の世界一周旅行者との違いは、「自分の車で世界一周する」ことだと思う。 世界一周に耐えうる車を目指し、四輪駆動、どんな国にもあるディーゼルエンジンを搭載し、かつオープンカーというぶっとんだ仕様を、 メルセデス・ベンツのエンジニアに要求。
どれだけ費用かかったんだ…
私よりもたくさんの国を旅行した人とも会ったことがある。しかし、彼らはほとんど皆、飛行機で国から国へ飛んでいるだけのようだ。 私が思うに、文字通り自分の足で国境を跨ぎ、食べ物と燃料と寝るところを自分で用意するので無い限り、本当の意味でその国に言ったとは言えない。
というこだわりぶり。
そんなジムは、美女のペイジと2人を引き連れ、特注メルセデス・ベンツで世界一周へ。結局116カ国回ったとそうな。
各国の分析
この本で面白いのは、旅の道中で起こった出来事もそうだけど、「訪れた国に対する考察」が面白い。
例えばトルコを訪れた時には、以下の様なことを考察していた。
- 人口増加
- 宗教
- 歴史
- 銀行システム
- 政治
- 人種問題
などなど、投資家としてその国は投資すべきかどうかということが自然に考察されていて、その視点は勉強になる。
「眠っている市場に投資する」という言葉が文中にしきりに出てきたから、投資のセオリーに忠実に従っているのだなと思う。
旅行記としても面白いし、投資分析の視点を得るためにも面白い本だと思う。